
このページで分かること
- 撮る方法を1つに決める考え方(鏡2枚・セルフタイマー・人に頼む)
- カメラの高さと向き、明るさと髪の状態を毎回戻せる基準にする方法
- 撮った条件を1行で残す書き方と、写真で分かる範囲
自分では見えない場所を、条件をそろえて残す
つむじや頭頂部は、鏡の前に立っても正面からは見えません。見えないまま角度を変えて何度も確かめると、そのたびに違う写り方になります。撮り方を先に決めておくと、次に撮るときも同じ条件へ戻せます。ここで決めるのは、写真の良し悪しではなく、毎回そろえる手順です。
- 撮る方法を1つに決める
- カメラの高さと向きを、戻せる基準にする
- 明るさと髪の状態をそろえる
- 撮った条件を1行で残す
そろえる目的は、見比べられる状態にすること
条件がそろっていない写真は、写り方の違いなのか、そうでないのかを分けられません。自分で読み取って結論を出すためではなく、あとから落ち着いて見比べられるようにするために、手順を固定します。
先に決める手順は4つ
撮る方法、カメラの位置、明るさ、撮った条件の記録。この4つを同じ順に繰り返します。髪の状態も明るさとあわせてそろえ、最後に条件を1行で残します。
撮る方法を1つ決める(鏡2枚・セルフタイマー・人に頼む)
頭頂部を撮る方法はいくつかありますが、毎回違う方法で撮ると条件がそろいません。自分の家で無理なく繰り返せるものを1つだけ選び、次回以降もその方法に固定します。途中で変えたときは、変えたこと自体をメモに残します。
- 洗面所の鏡と手鏡を組み合わせて、画面を見ながら撮る
- セルフタイマーを使い、決めた位置に置いたカメラで撮る
- 家族や同居している人に、同じ立ち位置から撮ってもらう
鏡を2枚使う場合
固定されている鏡の前に立ち、もう1枚を手に持って頭上へかざします。手に持つ側の角度は毎回変わりやすいため、立ち位置と、手鏡を持つ高さを先に決めておきます。画面に頭全体が入る位置まで下がってから撮ります。
セルフタイマーを使う場合
棚やスタンドにカメラを置き、置く場所へ印を付けます。自分の立ち位置にも印を付けると、距離が毎回そろいます。タイマーの秒数も同じにしておくと、構えている時間が一定になります。
人に頼む場合
頼む相手が毎回同じとは限りません。立つ位置、カメラの高さ、どこを画面の中心にするかを、口頭ではなくメモか前回の写真で伝えます。前回の1枚を見せるのがいちばん早く伝わります。
方法
鏡2枚・タイマー・人に頼むから1つ選ぶ
位置
立ち位置とカメラの置き場所に印を付ける
明るさ
点ける照明を決め、毎回同じにする
記録
撮った条件を1行だけ書き残す
カメラの高さと向きを、毎回戻せる基準にする
同じ場所で撮っても、カメラの高さや向きが変わると写る範囲が変わります。頭のどのあたりを画面の中心にするかを1つ決め、数値で決められるものは数値で、決められないものは再現できる基準に置き換えます。顔の向きで調整すると毎回ずれるため、カメラ側で決めます。
- カメラを構える高さ(頭より何cm上か、棚の何段目か)
- カメラを向ける角度(真上か、少し後ろからか)
- 画面の中心に置く位置を1つ決める
- ズームの倍率を固定する
高さは道具で固定する
腕を伸ばした高さは、そのときの姿勢で変わります。棚の段、スタンドの高さ、鏡の枠の位置など、動かない物を基準にすると戻しやすくなります。印を付けられる場所なら、テープを1枚貼っておきます。
向きは1つに決めて変えない
真上からと、少し後ろからでは、写る範囲が変わります。どちらが良いということではなく、決めた1つを続けることが大切です。両方撮ると枚数が増え、見返す回数も増えます。
倍率と補正をそろえる
ズームは1.0倍など毎回同じ倍率に固定し、フラッシュも同じ設定にします。肌や輪郭を整える補正機能は切っておきます。撮ったあとに明るさを調整して見え方を整えることもしません。
明るさと髪の状態をそろえる
頭頂部は、上から光が当たる場所です。点ける照明が1つ違うだけで写り方が変わるため、どの照明を点けるかまで決めておきます。髪の状態も同じで、乾いているか、いつもの分け目かをそろえます。窓からの光は時間帯と天気で変わるため、使わない方法を選ぶか、カーテンを閉めます。
- 点ける照明を決める(天井だけか、洗面所も点けるか)
- 窓からの光が入らない場所・時間にする
- 髪が乾いた状態で撮る
- いつもの分け目・整え方にそろえる
時間帯を1つ決める
起きた直後と入浴の直後は、髪の状態がふだんと変わります。夜の入浴前など、生活のなかで繰り返しやすい時間帯を1つ決めます。決めた時間に撮れなかった日は、無理に別の時間で撮らず、次の予定日へ回す方法もあります。
整髪料の有無もそろえる
整髪料を付けた状態と付けていない状態では、髪の起き方が変わります。どちらで撮るかを決め、毎回同じにします。前回と違う状態で撮ったときは、写真より先にメモへ書き残します。
撮った条件を1行で残す
写真だけでは、そのとき照明をどうしていたか、どの方法で撮ったかを思い出せません。撮り終えたその場で、条件を1行だけ書き残します。長く書く必要はありません。日付、撮った方法、照明、髪の状態を並べるだけで足ります。
- 日付
- 撮った方法(鏡2枚・タイマー・人に頼む)
- 点けた照明
- 髪の状態(乾いている/分け目/整髪料の有無)
条件を変えた日は、変えたことを書く
方法や照明を変えた日は、その行に「変えた」と書き添えます。条件が変わった前後の写真を同じ基準で見比べないためのしるしになります。
撮る間隔や保存先は別のページで決める
どのくらいの間隔で撮るか、どこに保存して誰が見られる状態にするか、相談のときに何枚見せるかは、写真記録全体を扱うページにまとめています。この手順で撮った1枚を、そちらの記録に入れます。
写真で分かる範囲と、分からない範囲
条件をそろえた写真から分かるのは、同じ条件で撮ったときの写り方までです。写真を見て自分で状態を決めたり、今後どうなるかを読み取ったりすることは、このページでは扱いません。見比べて気になることがあれば、その写真を相談のときに持って行けます。
- 分かる: 同じ条件で撮ったときの写り方
- 分からない: 病気の有無や原因、今後の変化
- 別のページで扱う: 自分の観察で確かめられる範囲の限界
頭皮の状態が気になるとき
頭皮に違和感がある場合は、写真の撮り方や見比べ方では答えが出ません。撮るのをいったん止めて、医療機関へ相談してください。急な変化があった場合も同じです。
写真から読み取ろうとしない
撮った写真を並べて、自分で何かを結論づけるためのページではありません。自分の観察だけでは分からない範囲については、確かめられることの限界を扱うページに譲ります。このページで扱うのは、撮影の手順だけです。





