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「無添加」「無香料」はどこを読む?シャンプーの表示確認

「無添加」「無香料」は、売り場で目に入りやすい言葉です。何を配合していないのかを商品ごとに確かめます。表示の意味を決めつけません。

更新日: 2026-10-06

洗面台の前で、透明なポンプ容器の裏面の表示を読む男性

このページで分かること

  • 「無添加」と「無香料」で、表示の対象の書かれ方がどう違うか
  • 全成分欄とメーカーの説明で照合する順番
  • 表示だけでは読み取れないこと

「無添加」は、何を配合していないかが書かれて初めて、対象が決まる

化粧品公正取引協議会の施行規則には、「無添加」「無配合」「不使用」など、ある種の成分を配合していないことを意味する用語を表示する場合は、何を配合していないかを明示する、と書かれています。「無添加」という言葉だけでは、何が入っていないのかは決まらないため、対象を示す文を探して読みます。この規約は業界が定めた自主的なルールで、直接には規約に参加する事業者に適用されると、同協議会は説明しています。すべての製品の表示がこの規約に沿っているとは、ここでは言えません。

  • 「無添加」の近くに、何を配合していないかが書かれているか
  • 書かれていれば、その成分の名前や種類
  • 書かれていなければ、「確認できなかった」と控える

規約では、成分名や配合目的を添えて書くとされている

同じ別表には、着色剤や防腐剤などを配合していないことを表示する場合は配合目的を併記し、ある種の成分を配合していないことを表示する場合は成分名称を併記する、と書かれています。例として「着色剤無添加」「パラベン無添加」などが挙げられています。無添加の前や後ろに、対象となる言葉が並んでいるかを見ます。

「無添加」とだけ書かれているときは

正面に「無添加」とだけ大きく書かれていて、対象の記載が見つからないときは、対象が分からない商品として控えます。対象を推測で補わず、容器の裏面、外箱、メーカーの商品紹介のページの順に探します。

「無香料」「無着色」の表示は、全成分欄とメーカーの説明で確かめる

厚生労働省の通知では、香料を着香剤として使用する場合、成分名を「香料」と記載して差し支えないとされています。そのため、全成分欄に「香料」とあれば、表示の対象をメーカーに確認する手がかりになります。見当たらない場合も、全成分欄だけでは「無香料」の表示が正確かどうかまでは判断できません。表示が何を指すのか、メーカーの説明で確かめます。

  • 表示にある配合目的(香料、着色剤など)
  • 全成分欄に「香料」の記載があるか
  • 「香料」以外の成分は、欄の名前だけで表示との対応を決めず、メーカーに尋ねる
  • 表示の範囲が分からないときは、確認できなかった項目を控えてメーカーに尋ねる

全成分欄の読み方そのものは、別のページで扱う

全成分欄の並び順や、1%以下の成分の書き方は、全成分欄の読み方を扱うページにまとめています。ここでは、欄に書かれた名前を控え、表示の対象をメーカーに確かめる手がかりにします。

全成分欄だけでは判断できないこと

「香料」という文字の有無だけで、「無香料」の表示が正確かどうかや、においのある原料の有無を結論づけません。表示の対象が分からない場合は、確認できなかった点として控え、メーカーの説明を確かめます。

「無香料」は、においがしないという意味とは限らない

日本化粧品工業会のQ&Aでは、「無香料」は「香料を成分としては配合していない」という意味だと説明されています。香料が配合されていなくても、使われた油分や保湿剤などの原料そのもののにおいが、少し感じられる場合があるとも書かれています。化粧品公正取引協議会の運用基準も、他の成分の配合により明らかな臭いや色がある製品の「無香料」「無着色」の表示は、誤認されるおそれのないよう留意するとしています。「無香料」の表示から、においの有無や強さまでは決められません。

  • 「無香料」は、香料を成分として配合していないという表示
  • においの有無や強さは、表示からは決められない
  • においが気になるときは、現物で確かめるか、販売元へ尋ねる

性状を表す言葉は、別の言葉として控える

運用基準では、「無色」「無香性」など性状を表す用語は、この基準の対象外とされています。似た言葉でも、配合の有無を表す表示と、性状を表す言葉は、分けて控えます。

メーカーの説明ページでは、対象と範囲を一緒に確かめる

容器の表示で対象が分かりにくいときは、メーカーの商品紹介のページやよくある質問を読みます。化粧品公正取引協議会の施行規則が「何を配合していないかを明示する」ことを求めているのは、「無添加」という言葉だけでは対象が決まらないためです。メーカーのページを読むときも、対象の一覧と、その説明がどの商品についてのものかを、一緒に控えます。

  • 対象として挙げられている成分の種類や名前
  • 説明が、どの商品(どのシリーズ)についてのものか
  • 「実際の商品表示を確認する」などの注記があるか
  • 確認した日付

対象の一覧にあたる部分だけを控える

メーカーのページには、使い心地や印象を述べた言葉が並ぶことがあります。控えるのは、対象の一覧にあたる部分だけにします。使い心地や印象の言葉は、表示の確認とは別の情報なので、メモに写しません。

ページと容器が違うときは、手元の表示を優先する

ページの説明と、手元の容器の表示が違うときは、手元の表示を優先して控え、違いをメモに残します。どちらが現行かを推測しません。

表示から読み取れないこと

この表示から分かるのは、何を配合していないと書かれているか、までです。化粧品公正取引協議会の運用基準は、無配合を理由に安全であるかのような表示をしないものとしています。表示を、安全かどうかや、自分に合うかどうかを決める材料にはしません。

  • 確かめられる: 表示に書かれた対象と、全成分欄と照合した結果
  • 確かめられない: 安全かどうか、自分に合うかどうか
  • 確かめられない: 表示にない成分の有無

配合していない成分を、良し悪しで並べない

配合していない成分の名前を、良い・悪いで並べると、表示の読み方ではなく、成分の評価の話になります。このページでは、成分ごとの評価は書きません。

気になる状態があるときは、表示で判断しない

表示を読み比べても、合う・合わないや頭皮の状態の理由は分かりません。かゆみや赤みなど、気になる状態が続くときは、表示の読み比べで結論を出さず、医療機関へ相談してください。

商品ごとに1行ずつ、表示の対象を控える

読み終えたら、商品ごとに1行ずつ控えます。表示の言葉、対象として書かれていた成分、全成分欄と照合した結果、確認できなかった項目の4つで足ります。異なる商品の「無添加」を、同じ意味として並べません。

  • 表示の言葉(無添加、無香料など)
  • 対象として書かれていた成分の種類や名前
  • 全成分欄と照合した結果
  • 確認できなかった項目

書き方の例(架空の2商品です)

商品Xは、「無添加」の近くに「着色剤・防腐剤」と書かれていた。商品Yは、「無添加」とだけ書かれていて、対象の記載が見つからなかった。このとき、2つの「無添加」を同じ意味として並べず、商品Yの対象は「確認できなかった」と書きます。これは書き方の形を示す例で、実在の商品の表示ではありません。

隣り合う確認は、それぞれのページで扱う

「ノンシリコン」の表示は専用のページに、薬用シャンプーの区分表示は区分を扱うページに、2本を同じ項目で比べるメモの作り方は表示の比べ方を扱うページにまとめています。

条件を1行ずつ並べた比較の実例を見る

商品ごとに、1本にまとまる範囲・容量・購入方法・費用条件を同じ欄へ並べたページがあります。確かめた項目を1行ずつ置いていく並べ方の実例として見比べられます。「無添加」などの表示を入れる欄は、その形にならって自分の表に足します。

参考情報

化粧品公正取引協議会「化粧品の表示に関する公正競争規約施行規則 別表4-1(無添加等無配合を意味する用語)」

化粧品公正取引協議会「化粧品の表示に関する公正競争規約運用基準」

化粧品公正取引協議会「公正競争規約とは」

日本化粧品工業会「化粧品Q&A」

厚生労働省: 化粧品の全成分表示の表示方法等について確認日: 2026-10-02

このページは上記の公開情報を参考に作成しています(いずれも2026年10月時点の内容を確認)。掲載した機関・団体が、このページの内容や紹介している商品を監修・推奨しているものではありません。受診や購入を決める前に、各機関が公開している最新の案内もあわせて確認してください。